yurukun06's dialy

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F1 2023シーズンの展望②

 

こんにちは。

 

ゆるゆるです。

 

今日はF1 2023シーズンの展望について、レギュレーションの観点からお話ししようと思います。

 

カレンダー・ドライバーについては以下の記事でお話ししています。

yuru2-dialy.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

 

レギュレーションの変更点

技術規定

ポーパシング対策

2022年シーズンより、グラウンドエフェクトカーが導入されたことにより、直線区間でマシンが高速で振動するポーパシングが問題となりした。

この振動により、ドライバーへの健康被害が懸念されたため、2023年よりポーパシング対策の為の規定がいくつか制定されました。

フロアエッジの高さを15mm引上げ

グラウンドエフェクトカーはマシンのフロアを低くすることで強力なダウンフォースを得ることができます。

しかし、その分ポーパシングが激しくなってしまうというデメリットがありました。

その為、当初は25mmの引き上げが検討されていましたが、チーム側からの反対を受けて、15mmの引き上げで決定しました。

フロアの剛性強化

フロアに弾性を持たせることでフロアを撓ませ、地面との距離を狭くしてダウンフォースを稼ぐことを抑止するために、フロアの剛性テストをより厳格なものに変更します。

ディフューザースロート高の引上げ

マシン後部のディフューザーの断面が狭くなる部分を「スロート(喉)」といいます。

フロアの空力感度を下げる目的で、この部分の高さが10mm引き上げられます。

振動監視センサーの追加

2022年のベルギーGPからマシンの垂直方向の加速度センサーの取付が義務となり、垂直振動を許容値に抑えなければならなくなりました。

2023年からはそのセンサーの数が増加することで、より厳格に測定を行うことになります。

 

ロールフープ形状

2022年のイギリスGPでの周冠宇のクラッシュを受け、強度の向上及び、ロールフープ上部の形状が円形になります。

これは、マシンが上下逆さまになった際にグラベルに食い込む可能性を低減させる狙いがあります。

 

ミラーの形状

ミラーのサイズが現状の150mm×50mmから200mm×60mmに変更になります。

 

協議規定

タイヤの運用
コンパウンドの追加

ピレリはもともとドライタイヤにおいて、C1~C5の5つのコンパウンドのタイヤを用意し、各GPに3つのコンパウンドを持ち込んでいました。

例えば去年の最終戦アブダビGPではC3~C5のタイヤを持ち込み、C3がハード、C4がミディアム、C5がソフトとして使用されました。

2023年からは新たにC0タイヤが導入されます。

従来のC1がC0と改称され、従来のC1とC2の間のコンパウンドが追加されることになります。

つまり

C0(旧C1)-C1(新コンパウンド)-C2-C3~

という感じです。

 

予選における新フォーマットの試験的運用

F1では現在、1GPにつき13セットのタイヤが各ドライバーに支給されていますが、2023年の2戦では試験的に11セットに削減されます。

また予選でのタイヤ選択についても、現在のレギュレーション上はタイヤ選択は自由となっていますが、11セット支給となる2戦ではQ1ではハード、Q2ではミディアム、Q3ではソフトの使用が義務付けられます。

プレシーズンテスト

昨年は6日間に渡り行われたプレシーズンテストですが、今年は3日間に削減されました。

日程は2/23~2/25でバーレーンにて行われる予定です。

政治的ジェスチャーの規制

ドライバーとチームが政治的な声明を発表する際には、事前にFIAの許可を受けなければならなくなりました。

 

大きなところとしては、以上です。

 

 

考えられる影響

まず、車両規定に関しては、ベースは昨年を踏襲していますが、ポーパシング対策の為にいくつか規制が入った形です。

昨年の序盤はメルセデスがポーパシングの影響もあり苦戦していましたが、シーズン終盤にかけて、ポーパシングの問題が解消されると、トップを争う位置まで復調してきました。

その為、今年はシーズン序盤からメルセデスがトップ争いに入ってくることが予想され、レッドブルフェラーリメルセデスの三つ巴の争いになるのではないかと思います。

 

タイヤの規定に関しては、従来のC1が固すぎてC2との差が激しいとの声を受けて新しいコンパウンドが導入されます。

その為、従来よりもハードタイヤを使った戦略がとりやすくなってくるかもしれません。

また、予選フォーマットの試験的導入については、使用可能なタイヤのセット数が減ることもあり、FPから使用タイヤについてはしっかり戦略立てていかなければならなくなると思われます。

Q3常連組はないでしょうが、Q2進出チームではハードへの適応が苦しいとQ1落ちの可能性もあり得ると思います。逆に下位チームでも、固いコンパウンドと相性が良いと予選で上位グリッド獲得の可能性も増えてくるはずです。

 

これ以外にも予算上限が引き下げられたなどの変更がありますが、大きくは昨年と変わらないです。

 

これらの変更にうまく対応してくるチームはどこになるのでしょうか。

おそらくレッドブルフェラーリメルセデスの3強、その下にアルピーヌ・マクラーレンがベストオブレストの争い、それ以下は混戦(ウィリアムズが少し劣る?)という感じだと予想しています。

2月からは各チームの新車発表が控えているので、まずはそれを楽しみにしましょう。

 

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