こんにちは。
ゆるゆるです。
F1 2023シーズンも5戦が終わりました。
そんな中、今更ですが、今シーズン参戦しているドライバーの紹介をしていこうかなと思います。
今回は、2021・2022のワールドチャンピオン、マックス・フェルスタッペンについて紹介しようと思います。
ドライバーデータ
名前 | マックス・フェルスタッペン Max Verstappen |
---|---|
国籍 | オランダ / ベルギー |
生年月日 | 1997年9月30日(25歳) |
出身地 | ベルギー リンブルフ州ハッセルト |
略称表記 | VES(2015-2016) VER(2017-) |
F1参戦歴 | 2015~ |
過去の所属チーム | 2015~2016 トロロッソ |
現在の所属チーム | 2016~ レッドブル |
カーナンバー | 33(2015~2021) 1 (2022~) |
出走回数 | 168 |
タイトル獲得回数 | 2(2021・2022) |
優勝回数 | 38 |
表彰台回数 | 82 |
ポールポジション獲得回数 | 22 |
ファステストラップ獲得回数 | 23 |
通算獲得ポイント | 2130.5 |
初戦 | 2015年オーストラリアGP |
初表彰台 | 2016年スペインGP |
初勝利 | 2016年スペインGP |
2022年ランキング | 1位(454ポイント) |
※2023年マイアミGP終了時点
経歴
レーシングドライバー一家 フェルスタッペン家
マックス・フェルスタッペンはベルギー出身のオランダ国籍。
父は、元F1ドライバーのヨス・フェルスタッペン。母もベルギーの国内カート選手権でチャンピオンの経験があるカートレーサーのソフィー・マリー・クンペン。
さらに、母方の祖父はGT耐久レースの元ドライバー、叔父もGTレースやル・マン24時間に出場したことのあるドライバーと、レーシングドライバーだらけの一家でした。
レースキャリアのスタート
レーシングドライバーに囲まれたマックスは当然のようにレースを始めます。
4歳の時にカートレースを開始し、オランダとベルギーを中心に活動をしていました。
10歳になるとRotax Max Challenge MiniMAXクラスでチャンピオンを獲得。このクラスは14歳までの子供が参加できるクラスですので、上級生たちを差し置いてのチャンピオン獲得でした。
翌年以降も様々な大会でチャンピオンを獲得し、13歳になるとKF3という15歳までが参加できるクラスの世界選手権と欧州選手権に出場しチャンピオン獲得。さらにこの欧州選手権では2連覇を果たします。
15歳でKF2マスターシリーズに参戦し、またもチャンピオン獲得。
16歳でKZ1世界選手権、同欧州選手権、KZ2マスターシリーズにてチャンピオンを獲得しました。
ここまで何回チャンピオンになってるの?と言いたくなるくらいチャンピオンを獲得してます。
この記事を書いていて、そろそろ、チャンピオンでゲシュタルト崩壊しそうです。
4輪への移行とF1まで超スピード昇格
それまでのカートでの成績を引っ提げて、2014年に4輪デビューを果たします。
しかも、フォーミュラカテゴリーの登竜門といわれる、フォーミュラ・ルノー2.0を飛ばしていきなりヨーロッパF3への参戦です。
シーズン中6連勝を含む参戦ドライバー最多となる10勝を記録するもシーズン3位。
しかし、ヨーロッパF3での活躍が認められ、メルセデスとレッドブルから育成ドライバーのオファーを受けます。
そしてマックスはレッドブルを選択し、レッドブルジュニアの一員となったのです。
さらにその発表からほどなくして、トロロッソのレギュラードライバーとして2015年にF1デビューすることが決定し、スーパーライセンス獲得後に、日本GPのFP1に出場し、F1マシンのステアリングを初めて握りました。
この時、マックスは17歳。(デビュー発表時は16歳)
これまでも10代のドライバーはいました。(アロンソやクビアトなど)
しかし、欧州の法令上未成年のドライバーは初めてのことで、さらに、自動車免許をまだ取得できない年齢でした。
4輪経験も実質1年ということもあり、その若さや経験不足を懸念する声が上がりました。
FIAは2016年にスーパーライセンスの発給条件に以下の事項を追加しました。
・年齢が18歳以上であること
・自動車の運転免許証を取得していること
・最低2年の下位フォーミュラを経験していること
つまり、FIAがこの規定を改定しなければ、マックスの最年少記録は永久に更新されることのない記録となりました。
賛否両論 F1初期
2015年にカルロス・サインツJrとコンビを組み、トロロッソからデビューを果たします。
初戦のオーストラリアGPで最年少出走記録(17歳165日)、第2戦マレーシアGPでは最年少入賞記録(17歳180日)を記録しました。
シーズン最高位はハンガリーとアメリカの4位で、10度の入賞で49ポイントを獲得しました。
これは当時のトロロッソ史上、最も多くポイントを獲得したドライバーで、そのドライビングスキルの高さを表しています。
一方で、ペナルティポイントの対象となる行為を4件起こし、累計8ポイントのペナルティポイントが加算されるなど、危険だという声も挙がっていました。
レッドブル移籍 トップドライバーの仲間入り
2016年も引き続きトロロッソから参戦していましたが、第4戦ロシアGP後に、レッドブルのクビアトと入れ替えという形でレッドブルに昇格を果たします。
レッドブルでの初戦となった第5戦スペインGPでは、4番グリッドからスタートすると、メルセデス勢の同士討ち、ピット戦略で首位に躍り出ると、そのままチェッカーフラッグ。
移籍初戦で優勝を果たしてしまいます。
これは、ベッテルの保持していた最年少優勝記録(21歳73日)を大きく塗り替える記録(18歳227日)となり、ニキ・ラウダやアラン・プロストなどレジェンドドライバーからも称賛されました。
結果的に204ポイントを獲得し、総合5位となりました。
翌シーズン以降もコンスタントに勝利、表彰台を獲得していました。
2019年からうがホンダ製に変わると開幕戦で表彰台を獲得しホンダに11年ぶりの表彰台を、さらにオーストリアGPではスタートでポジションを落とすものの、大逆転勝利で2015年のホンダ参入後初勝利をプレゼントしました。
しかし、時代はメルセデス1強時代の為、最終的なチャンピオン争いに食い込むことはなかなかできず、2017年から2020年まで6位、5位、3位、3位となりました。
念願のチャンピオン獲得
2021年はセルジオ・ペレスをチームメイトに迎え引き続きレッドブルから参戦。
この年、メルセデスがレギュレーションへの対応で出遅れたこともあり、ハミルトンと熾烈なチャンピオン争いを展開します。
イギリスGPではスプリントで優勝しポールポジションからスタートするも、ターン9でハミルトンと接触。コース外へ激しく弾き出され、リタイアしてしまいます。
この事故の衝撃は51Gとも言われ、病院で検査を受けましたが当日中に退院しています。
その後もハミルトンとポイントリーダーの座を激しく争い、同点で最終戦アブダビGPを迎えます。
基本的に相手より1ポイントでも多く獲得した方がチャンピオン。両者リタイア等同点の場合は勝利数でフェルスタッペンがチャンピオンという状況。
レースは終盤までハミルトンがリードし、このままハミルトンが8回目のチャンピオンを決めるかと思われました。
しかし、ニコラス・ラティフィのクラッシュにより状況は一変。
セーフティーカーが導入されます。
レースが再開されると踏んだレッドブル陣営はフェルスタッペンをピットに入れ新品ソフトタイヤに交換。ハミルトンは動くことができずステイアウト。
そして残り1周というところでレースが再開。
ターン5でハミルトンをオーバーテイクしそのまま抑えきりトップチェッカーでチャンピオンを獲得しました。
ただ、この時のレース再開手順がおかしいとメルセデスは激しく抗議をしていました。(ハミルトンとマックスの間のラップダウン車のみセーフティーカーを追い抜き、隊列の後方につくことが許され、それ以外のラップダウン車はそのままの位置でレースが再開された)
しかし結果は覆ることが無く、マックスのチャンピオンが確定しました。
圧倒的な強さで2連覇
翌年はレギュレーションが大きく変わりグランドエフェクトカーが復活しました。
これにより、メルセデスは大きく失速。
フェラーリは序盤こそレッドブルと争っていましたが、中盤以降は信頼性の問題や、不可解な戦略などで失速し、結果的にフェルスタッペンの独壇場となり、日本GPで早々にチャンピオンを獲得しました。
2023年はどうなる...?
今年もレッドブル1強の勢力図は変わらなさそうです。
しかし、昨年までよりもチームメイトのペレスがマシンを乗りこなしており、簡単にチャンピオン獲得はできないかもしれません。
チャンピオンを取るドライバーに共通することは、勝利に貪欲ということです。
フェルスタッペンも例外ではありません。
チームメイトであっても激しいエゴのぶつかり合いが見られるかもしれません。
まとめ
今回はフェルスタッペンの経歴を紹介しました。
レースキャリア初期からチャンピオン獲得の連続でしたね。
父親であるヨスの英才教育のおかげもあるとは思いますが、天性のドライビングスキルもあるんでしょうね。
これから先のシーズンも勝利を重ねていくことが予想されるドライバーですので、どこまで記録を伸ばすのかが楽しみですね。
それでは。
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