こんにちは。
ゆるゆるです。
来年6月に那須川天心VS武尊の試合が行われることが発表されました。
格闘技界において長らく対戦が熱望されていた両選手がようやく闘います。
今回は、両選手のことについてお話しようと思います。
那須川天心について
選手概要
選手名 | 那須川天心 |
所属 | TARGET/Cygames |
生年月日 | 1998/8/18 |
ニックネーム | 神童 |
階級 | -55㎏ |
スタイル | サウスポー |
団体 | RISE/RIZIN |
獲得タイトル | RISE WORLD SERIES 2019 -58kg級王者 初代RISE世界フェザー級王者 第6代RISEバンタム級王者 BLADE FC JAPAN CUP 55kg 2015 トーナメント優勝 RIZIN KICKワンナイトトーナメント(57kg)2017優勝 ISKAオリエンタルルール 世界バンタム級王者 ISKAフリースタイルルール 世界フェザー級王者 |
戦績 | 45戦45勝(32KO) キック 40戦40勝(28KO) MMA 4戦4勝(3KO) MIX 1戦1勝(1KO) |
戦績
現在の日本における格闘技界を背負っている1人と言える那須川天心。
その戦績は45戦45勝32KOと、無敗です。
2014年に16歳でデビューしてから現在まで7年以上無敗です。
そして注目すべきはそのKO率の高さ。
45勝のうち32KOですから、KO率は71%。
本来KOが少ないといわれる軽量級において、7割を超えるKO率というのは驚異的な数字です。
出場団体
そんな那須川天心選手ですが、近年はRIZINに出場し、一気に世間の認知度が上がりました。
ただ、RIZINは本来MMAの興行で、キックボクシングはメインではありません。
天心選手の主戦場はRISEという団体です。
プロデビューをしたのもRISEのリングです。
RISEで連勝し、強さを示していた天心選手にRIZINが目を付けたというところでしょうか。
RIZINデビュー戦はMMAルールでの試合でした。そこでもしっかり勝っています。
しかも、MMA初挑戦初勝利の2日後に、自分から出場を直訴しMMAに再度挑戦。
そしてニンジャチョークで一本勝ちを収めています。
ファイトスタイル
天心選手のファイトスタイルは、攻撃をもらわず攻撃を当てるスタイルです。
ステップワークを使い、攻撃をかわしながら隙を見て攻撃を入れる。そんな戦い方をしています。
デビューしたての頃は、今よりも好戦的で、ガンガン前に出ていくことも多かったですが、ここ最近の試合では、前に出て圧力をかけるだけではなく、試合全体を通して主導権を掌握し、相手に何もさせないという戦い方をしていると感じます。
試合中には、漫画「グラップラー刃牙」の主人公・範馬刃牙が見せる「トリケラトプス拳」のポーズを見せるなど、観客を意識しているところもあります。
キックボクシング引退
無敗で高いKO率を誇る天心選手ですが、なんとキックボクシング引退を表明しています。
引退後はボクシングに転向し世界を目指すとのことです。
本来は4月のRISEの大会出場をもって引退の予定でしたが、武尊選手との試合を行うために、6月まで引退を伸ばしたとのことです。
武尊について
選手概要
選手名 | 武尊 |
所属 | K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST |
生年月日 | 1991/7/29 |
ニックネーム | ナチュラル・ボーン・クラッシャー |
階級 | スーパーフェザー級(-60kg) |
スタイル | オーソドックス |
団体 | K-1 |
獲得タイトル | 第4代K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者 初代K-1 WORLD GPフェザー級王者 初代K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者 初代Krushフェザー級王者 |
戦績 | 41戦 40勝(24KO) 1敗 0分 |
戦績
那須川天心と双璧をなすキックボクシング界のスター、武尊選手
その戦績は41戦40勝(24KO)1敗です。
2012年6月に京谷選手に敗れて以来、9年間連勝中です。
1度敗れてるとはいえ9年間負けなしという戦績はすごいですね。
また、武尊選手もKO率約60%と倒せる選手です。
出場団体
武尊選手はKrushでデビューをし、新生K-1が立ち上げ後はK-1に参戦し続けています。
K-1グループは他の団体と比べるとも契約内容が特殊で、よく言えば選手の出場機会の担保、悪く言えば選手が他団体へ行くのを阻止する契約内容となっているようです。
その為、武尊選手はデビュー以来一貫してK-1グループでの試合を行っています。
ただ1度だけRIZINにキックボクシングルールで出場したこともあります。
武尊選手はK-1こそが立ち技格闘技世界最強であることを証明したいと、何度も発言しており、K-1ファイターとして闘うことに誇りを持っています。
試合後のマイクパフォーマンスでは、「K-1最高!!」と叫び締めくくるのが恒例となっていました。
ファイトスタイル
武尊選手のファイトスタイルは、相手の攻撃もお構いなしにガンガン前に出てパンチで倒すスタイルです。
ただ、パンチ一辺倒ではなく、ローキックで相手を削りながら圧力をかけ、ここぞというときに一気に畳みかけるという、試合の組み立てもうまい選手です。
激しい試合になると武尊選手は笑みを浮かべながら相手選手へと向かっていきます。
この笑みが武尊選手のトレードマークでもありますね。
一方、重いパンチが武器の武尊選手ですが、重すぎるが故の弱点があります。
それは拳の怪我です。
パンチの威力が強すぎるために、自身の拳が威力に耐え切れず骨折をすることが多いようです。
対戦決定までの経緯は長くなりそうなので、次の記事に投稿します。
まとめ
武尊選手と天心選手はともに強いことは変わらないですが、強さの質が違うように感じます。
天心選手のデビュー時はKO量産のファイトで人々を魅了し、キャリアを重ねた今は、そのテクニックを駆使し、アスリートとして格闘技に取り組んでいる心象です。
対して武尊選手は、デビュー時から一貫して、KOすること、観客やファンが盛り上がる試合にすることを第一に考え、被弾覚悟のファイトをしています。
そんな両者が戦ったらどのような試合になるのか。
天心選手が、デビュー時のガツガツした感じを出し、壮絶な打ち合いとなるのか、はたまた、テクニックの天心VS気持ちの武尊という試合になるのか。
そしてどちらが勝者となるのか。
今から6月の試合が楽しみです。