こんにちは。
ゆるゆるです。
3月から開幕したF1 2023年シーズンですが、3戦を終えたところで、約4週間の春休みに入りました。
これは、元々第4戦に予定されていた中国グランプリが新型コロナの影響で中止となった為にできた空白期間でした。
その春休みもようやく終わり、シーズンが再開となります。
再開の舞台は、アゼルバイジャンはバクー市街地サーキット。
長いストレート、直角コーナー、テクニカルな旧市街地エリアなど、特徴的なサーキットです。
今回はそのアゼルバイジャングランプリの展望についてお話ししようと思います。
サーキット概要
2023年シーズンの第4戦は、アゼルバイジャン、バクー市街地サーキットで開催されます。
その特徴は、長いストレート区間、その先に連続する直角コーナー、旧市街地のテクニカルエリアと、モンツァの高速性とモナコのテクニカルな部分を併せ持ったようなサーキットです。
通常、市街地コースはオーバーテイクが難しいといわれていますが、ここは例外。
長いストレートの先の直角コーナーなど、随所でオーバーテイクが見られます。
一方でワンミスが命取りになる市街地コースの特性もあり、その高速性と相まって、セーフティーカーの出動が多い印象です。
新フォーマット
もともと、アゼルバイジャンGPではスプリットフォーマットが予定されてましたが、このフォーマットがさらに改定されました。
フリー走行は金曜の1度のみ。
その後、決勝のグリッドを決める予選を行います。
土曜日にスプリント・シュートアウトという、スプリントのグリッドを決める予選を行います。
そして同日夕方よりスプリントが実施されます。
日曜日は金曜の予選結果によるグリッドで決勝レースが行われます。
つまり、スプリントが決勝から完全に切り離されたレースとして開催されるというわけです。
スプリント・シュートアウトは従来の予選と同じようにQ1~Q3のノックアウト方式で行われます。
ただ、Q1・Q2は全車新品のミディアムタイヤ、Q3は全車新品のソフトタイヤ、それぞれ1セットに限定されます。
またセッション時間もQ1は12分、Q2は10分、Q3は8分となります。
レース展望
ここまでの3戦での勢力図としてはレッドブルが抜き出て早く、その次をアストンマーティンとメルセデスが争う構図となっています。
その下にフェラーリ・アルピーヌが来ており、中段勢以降は混戦です。
恐らく、今回もレッドブルが強さを見せてくるでしょう。
特にペレスは市街地コースで強さを見せています。
ここバクーでも優勝経験があるので、フェルスタッペンとチーム内での一騎打ちとなるのではないかと予想しています。
ただ、前述の通り、セーフティーカーの出動も多く荒れる展開になることも予想されるので、展開によってはアストンマーティンやメルセデスが優勝してもおかしくはないでしょう。
中段以降のチームは上位5チームに何かなければポイント獲得は難しい状況で、1ポイントの価値が去年までよりも大きくなっています。
その為、レースが荒れた展開になったときにポイント圏内に入れる位置でのレースをできるかがカギとなります。
また、春休み期間でアップデートを行うチームも多いようです。
アルファタウリは、リアウィングのアップデートを行い、ストレートでのドラッグ低減を狙っているとのことです。
前戦後にはウィングを外した方がいいかもしれないと、角田選手がインタビューで答えていましたが、バクーではストレートの遅さは致命的です。
このアップデートが有効なものであれば、展開次第ではポイント獲得もできるのではないかと思います。
セッション後にまたお話をしようと思います。
それでは。